大阪・関西万博を控え 姫路港で旅客船のテロ想定した訓練

来年の大阪・関西万博を控え、姫路港に入港した外国の旅客船からテロリストが見つかったという想定で、海上保安部や警察などがテロ対策訓練を行いました。

この訓練は、姫路港の岸壁に停泊した旅客船などを使って行われ、姫路海上保安部や飾磨警察署などの関係機関からおよそ100人が参加しました。
訓練は、岸壁での入国審査で、旅客船の乗客の中から国際手配されている2人のテロリストが見つかり、旅客ターミナルに逃走したという想定で行われ、駆けつけた警察の銃器対策班が、銃を発砲するテロリストたちを制圧していました。
また、現場に残された手荷物から爆発物が見つかったとして、警察の処理班が出動し、特殊なアームを使って専用の車両に載せ、安全に運び出す手順を確認していました。
訓練のあと、兵庫県中播磨県民センター姫路港管理事務所の三宅広昭 所長は「関係機関の連携が大切なので、改めて訓練で見えてきた課題に対応したい。来年は大阪・関西万博も開かれるので、港からテロリストが入ってきたり、爆発物が持ち込まれたりしないよう、緊張感を持って安全を守っていきたい」と話していました。