情報漏えい容疑で書類送検の兵庫県警巡査長を不起訴 神戸地検

暴力団など反社会的勢力の登録者情報を不正に照会し、知人に漏らしたとして地方公務員法違反の疑いで書類送検された兵庫県警の30代の巡査長について、神戸地方検察庁は嫌疑不十分で不起訴にしました。

兵庫県警の警察署に勤務する30代の男性巡査長は3年前の2021年、知人から頼まれ、暴力団など反社会的勢力の登録者情報を内部のデータベースで不正に照会し、その情報を漏らしたとして、地方公務員法違反の疑いでことし5月に書類送検されました。
神戸地方検察庁は捜査を進めた結果、「犯罪の成立を認めるに足る証拠がなかった」として、1日までに巡査長を嫌疑不十分で不起訴にしました。
兵庫県警察本部は先月(6月)28日付で巡査長を停職1か月の懲戒処分にしています。