緑深まるドウダンツツジを公開 豊岡 但東町 安國寺

豊岡市にある寺でドウダンツツジの葉が鮮やかな緑色に色づき、一般に公開されています。

豊岡市但東町の山あいにある「安國寺」の庭では、樹齢およそ160年のドウダンツツジが斜面を覆うように枝を伸ばしています。
ドウダンツツジは秋の紅葉が美しいことで知られていますが、今の時期も鮮やかな緑色の葉がみずみずしく生い茂り、初夏の景観を織りなしています。
寺では多くの人に楽しんでもらおうと、ことしから初夏の時期も公開することにしました。
本堂の座敷の床には黒い板が置かれ、緑色が反射して中を照らしています。
訪れた人たちは、額縁におさまったように見える幻想的な景色に見入っていました。
鳥取県から訪れた男性は、「ドウダンツツジは秋の紅葉という印象でしたが、新緑も壮大でいいですね」と話していました。
兵庫県小野市から来た女性は、「すごくきれいで心が洗われました」と話していました。
安國寺の前の住職の真田義永さんは、「新緑がきれいだと感じると思いますが、細かく眺めると風景は刻々と変わっています。自然の偉大さを感じながら見ていただきたい」と話していました。
安國寺のドウダンツツジは、今月(6月)28日まで公開されるということです。