小学生がトラックの“死角”を学ぶ交通安全教室 洲本

子どもたちの事故を防ごうと、トラックを運転する人からは見えにくい部分があることなどを学ぶ交通安全教室が、洲本市の小学校で行われました。

洲本市立鳥飼小学校で行われた交通安全教室には全校児童67人が参加しました。
運動場に信号機のある交差点が再現され、大きな12トントラックを使って注意点を学びました。
トラックが交差点を曲がる実演では、後輪が前輪より内側を通る「内輪差」があることを教わり、地元の警察官が、信号待ちのときは車道から十分離れることや、横断歩道を渡るときは運転手に気づいてもらえるよう手を大きく挙げることを呼びかけました。
このあと子どもたちは、1人ずつトラックの運転席に乗り込み、兵庫県トラック協会淡路支部の会員から、車の周りには運転する人からは見えにくい「死角」という部分があると説明を受け、車からどのように見えるかをそれぞれ確認していました。
6年生の女子児童は「運転席からは近くがあまり見えませんでした。トラックに近づかないよう、端に寄って歩きます」と話していました。
また、6年生の男子児童は「信号を待つときは1歩下がろうと思います。手を挙げて横断し、事故が起きないよう注意したい」と話していました。
洲本警察署交通課の新宮実 係長は「交差点では立ち止まり、周りを見て、事故に遭わないよう気をつけてほしい。ドライバーの皆さんは子どもが飛び出してくるかもしれないという意識で、安全運転を心がけてほしい」と話していました。