JR芦屋駅南側再開発めぐり 高島市長と市民が意見交換会

JR芦屋駅南側の再開発事業をめぐって高島市長と市民などの意見交換会が開かれ、事業の進捗状況についての質問に対し、市長は「順調に進んでいる」とした上で、一日も早く完了させられるよう整備を進めると述べました。

1日、芦屋市の市民センターで開かれた意見交換会には、市民などおよそ100人が参加しました。
この中で高島市長は駅前に整備すると就任後に掲げていた芝生広場について、周辺道路の交通渋滞が生じる可能性があることなどから設置できなくなったとした上で、時間を区切って一時的に設置することなどを検討していると説明しました。
これに対し出席者から「市長が言う“緑あふれる”駅前の具体的なイメージが湧かない」という質問が出され、高島市長は「いままさに事業者から提案を受け付けている。駅前に緑があふれる環境を作るのは大事で、広場の常設は難しいが、さまざまな形で考えていく」と述べました。
また再開発事業に応募していた企業がその後辞退した経緯を踏まえ、事業の進捗状況についての質問が出され、市長は「ひと言で言えば順調に動いている。1日も早く事業を完了させて地権者の方々が安全安心に暮らせるように整備を進める」などと述べました。
高島市長は記者団に「地権者をはじめ市民にとって影響が大きい事業なので、今後も説明を尽くしていきたい」と述べました。
市はことし9月ごろまでに事業者を決めた上で、令和11年中にすべての工事を完了させることにしています。