園児送迎バスの置き去り防ぐ安全教室 姫路

保育園などの送迎バスで子どもが置き去りにされるのを防ごうと、園児たちが対応を学ぶ安全教室が姫路市で行われました。

この安全教室は、送迎バスでの置き去りや通園中の交通事故を防ごうと姫路市にある網干警察署が行い、地元の網干保育園の園児たちおよそ40人と保護者などが参加しました。
子どもたちはまず送迎バスの運転席に乗り、車の周りにはミラーを使っても見ることができない「死角」があることを体験し、安全のためには車のすぐ近くを通らないことを学びました。
このあと、車内での置き去りを防ぐため去年4月から保育園などの送迎バスに設置が義務づけられた安全装置について教わり、警察官が、この保育園のバスでは取り残された子どもの姿をセンサーが感知すると自動的にクラクションを鳴らし、保育園に警告のメールが送られることを説明しました。
その上で、小さな子どもが横になっている場合などはセンサーが感知しないこともあるとして、その場合は立ち上がって車内を歩くなどするよう教わりました。
網干警察署交通課の鈴木義則課長は「これから暑くなると集中力が散漫になるので、交通事故や車内の置き去りを防ぐ取り組みが重要になる。車の周りでは遊ばない、そして保護者は子どもから目を離さないことを呼びかけていきたい」と話していました。