宍粟 大歳神社の「千年藤」見ごろを迎える

宍粟市にある神社では、樹齢が1000年を超えるとされる藤の花が見ごろを迎え、境内が紫色の花で包まれています。

宍粟市山崎町にある大歳神社の境内には、1000年以上前の平安時代に地元の人が植えたと伝えられている大きな藤の木があり、「千年藤」と呼ばれて親しまれています。
幹の周りの長さは3.8メートルほどあり、500平方メートルを超える藤棚に枝を広げて境内一面を覆うように花を咲かせます。
ことしは、ほぼ例年並みの今月(4月)中旬に紫色の小さな花が開花し、見ごろになっています。
訪れた人たちは、ほんのりと甘い香りが漂うなか、70センチほどに垂れ下がった花の房を背景に写真を撮ったり、境内を散策したりして楽しんでいました。
近所から親子で訪れた20代の母親は「花が見ごろだと聞いて子どもと散歩で来ました。紫色に垂れ下がった藤が日光にあたるとさらにきれいに見えました」と話していました。
大歳神社の藤の花は5月初めごろまで楽しめるということです。