“母の日” に向け 淡路でカーネーション出荷最盛期

来月(5月)12日の「母の日」に向けて、カーネーションの産地、淡路市では出荷作業がピークを迎えています。

兵庫県によりますと、県内では年間1700万本ほどのカーネーションが出荷されていて、そのほとんどを淡路産が占めています。
淡路市では60軒ほどの農家が栽培していて、このうち淡路市中田の高瀬勇太さんは、広さ5000平方メートルほどの農業用ハウスで、白や黄色、オレンジなど20品種のカーネーションを育てています。
来月の「母の日」に向けて連日、朝早くから家族など7人で出荷作業を行っていて、7分咲きほどのカーネーションを選びながらハサミで1本ずつ丁寧に切り取っていました。
高瀬さんによりますと、ことしは暖冬の影響で農業用ハウスの中の気温も高くなり、成育が少し早まりましたが、例年と大きな変化はなく品質のよい花に仕上がったということです。
高瀬さんは、「花の発色もよく、茎の太さもしっかりしたカーネーションに育てています。ぜひ手に取っていただき、楽しんでもらえたらうれしいです」と話していました。
淡路市で生産されるカーネーションは来月(5月)下旬ごろまで続き、主に兵庫県内や大阪に出荷されるということです。