“ロマンス詐欺”か 芦屋の59歳女性が1億5000万円被害

芦屋市に自宅を置き現在、イタリアに住む59歳の女性が、SNSで知り合った人物からFX取引への投資を勧められ、合わせておよそ1億5000万円を指定された口座に振り込んでだまし取られました。
警察は、恋愛感情を抱かせたうえで現金をだまし取るいわゆる「ロマンス詐欺」の手口とみて捜査するとともに、注意を呼びかけています。

警察によりますと、芦屋市に自宅を置き、現在、イタリアに住む59歳の無職の女性は、去年4月、SNSで日系アメリカ人の男性を名乗る人物と知り合い、メッセージをやりとりするうちに恋愛感情を抱くようになったということです。
その後、女性はこの人物からFX取引への投資を勧められ、指定された口座に現金を振り込みました。
紹介された投資サイトの画面上では利益が出ているように表示されたということで、女性は17回にわたって現金を振り込み合わせておよそ1億5000万円をだまし取られたということです。
繰り返し送金を要求されることを不審に思った女性は詐欺だと気付き、イタリアの警察当局に相談するとともに、今月には芦屋市内の警察署にも被害を届け出ました。
警察は、恋愛感情を抱かせたうえで現金をだまし取る「ロマンス詐欺」の手口とみて捜査するとともに、インターネットやSNSで知り合った人物から投資を勧められた場合は詐欺を疑うよう、注意を呼びかけています。