“ＳＮＳ型投資詐欺”４４００万円被害 兵庫県警注意呼びかけ

神戸市の６０代の男性がＳＮＳで知り合った人物からＦＸ取引などの投資を勧められ、あわせておよそ４４００万円をだまし取られる被害がありました。
県内ではＳＮＳによるうその投資話をきっかけにした高額の詐欺が相次いでいて、警察が注意を呼びかけています。

警察によりますと、ことし１月、神戸市に住む６０代の自営業の男性がＳＮＳで女性をかたる人物から投資関連のグループチャットに招待され、専用のアプリをダウンロードするよう指示されました。
男性はＦＸ取引などの投資を勧められ、指定された口座に送金するとアプリの画面上では利益が出ているように表示されたため、９回にわたってあわせておよそ４４００万円を振り込みました。
男性が途中で出金を依頼しましたが、「マネーロンダリングの保証金が必要」などと言われたことを不審に思い、家族に相談して被害に気付いたということです。
また、県内に住む別の７０代の自営業の男性は、ＳＮＳで有名人が投資を呼びかける偽の広告をクリックしたのをきっかけに、うその投資話を持ちかけられ、あわせておよそ１７００万円をだまし取られました。
警察はいずれも詐欺事件として捜査するとともに、ＳＮＳによるうその投資話をきっかけにした高額の詐欺被害が相次いでいることから注意を呼びかけています。