春の行楽シーズン到来 豊岡 神鍋高原で春山開き

豊岡市の神鍋高原で春山開きが行われ、地域の人たちがシーズン中の安全とにぎわいを祈願しました。

豊岡市日高町の神鍋高原は、冬の間はスキーができるエリアとして知られていますが、春から秋にかけては、山歩きやキャンプなどアウトドアスポーツを気軽に楽しむことができます。
17日、標高469メートルの神鍋山の山頂にある神鍋神社で、旅館やキャンプ場の経営者など関係者およそ40人が集まって神事が執り行われ、山の安全とにぎわいを祈願しました。
神鍋高原ではこの冬、雪不足のため3つあるスキー場は、いずれも例年の半分以下の日数しか営業ができず、観光客も前の年のおよそ6割にまで落ち込んだということです。
地元の観光協会では、冬以外も観光客を呼び込もうと四季折々の自然が楽しめることをアピールしていて、17日はSNSで情報を知った人などが、見頃を迎えたスイセンの花を撮影しながらハイキングを楽しんでいました。
神奈川県から訪れた男性は「初めて来ましたが、貸し切り状態で自然を楽しむことができ、リフレッシュできました。この気持ちよさは、来てみないと分かりませんね」と話していました。
日高神鍋観光協会の岡藤泰明 会長は「空気がきれいで自然がいっぱいの手ごろで楽しい地域です。多くの人に来てもらいたい」と話していました。