阪神・淡路大震災の教訓は 能登半島地震と神戸の保健師チーム

阪神・淡路大震災の発生から来年1月17日で30年となります。
戦後の日本が初めて経験した都市型の大災害。
これまでの対策が大きく見直される転換点ともなりました。
そして元日に起きた能登半島地震。
災害への備えや対応について様々な問題が改めて浮き彫りになりました。
今月から「あの日を胸に〜これから〜」と題して、阪神・淡路大震災以降、今もなお問われている防災の課題や、過去の教訓を受け継ごうとする若い世代の取り組みなどについて年間を通じてシリーズでお伝えしていきます。
1回目は、“阪神・淡路”の教訓をいまの災害に生かそうとする神戸市の活動についてです。
過疎や高齢化が課題となっている能登半島地震の被災地で、被災者の健康観察を継続的に支援してきたのが保健師たちです。
石川県の応援要請を受けて全国の自治体から派遣された保健師はのべ1万人以上。
被害の大きかった珠洲市を担当した神戸市の保健師チームに密着しました。