パンダの「タンタン」ありがとう 神戸市が5月に追悼式を開催

神戸市の王子動物園で20年以上親しまれ、3月31日に死んだジャイアントパンダの「タンタン」について、市は来月(5月)追悼式を開催することを決めました。

メスのジャイアントパンダ、「タンタン」は、2000年に阪神・淡路大震災からの復興などを願って、神戸市灘区にある市立王子動物園に中国から貸し出され、元気にささを食べたり寝転んだりする愛くるしい姿が人気を集めました。
タンタンは先月(3月)、人間では100歳くらいに相当する国内最高齢の28歳で死に、市は震災後の神戸を盛り上げてくれたタンタンに感謝の気持ちを伝えようと、5月10日に園内のホールで追悼式を開催することを決めました。
式ではタンタンの様子を撮影したメモリアルムービーが上映されるほか、飼育員などからメッセージが送られ献花も行われるということです。
抽せんで選ばれた100人ほどが式に出られるということで、ライブ配信も行われる予定です。
久元市長は「震災後の神戸で、タンタンはたくさんの来園者に喜びや笑顔を与えてくれた。タンタンの存在に感謝したい」と話していました。