兵庫県“ふさわしくない行為”で県民局長を解任 元局長は反論

兵庫県は西播磨県民局長だった職員を解任し、退職を認めないとする人事異動を先月(3月)発表し、これについて斎藤知事は会見で「局長としてふさわしくない行為をし、本人もそのことを認めている」と述べました。
一方、元局長は1日、「ふさわしくない行為をしたなどと認めた事実はない」とする文書を発表しました。

県は西播磨県民局長だった60歳の職員について先月27日付けで解任し、31日付けで予定していた退職をいったん保留し、1日から班長級とする人事を発表しました。
この職員は「知事の違法行為等について」と題する文書を作成し、報道機関や県議会の関係者などに送っていましたが、これについて斎藤知事は会見で「事実無根の内容が多々含まれている文章を職務中に職場のパソコンを使って作成した可能性がある。県民局長としてふさわしくない行為をし、本人もそのことを認めている。信用失墜、名誉毀損など法的な課題がすごくある」などと述べていました。
一方、元局長は1日、報道各社に対して「私の行為をほとんど何の根拠もなく事実無根と公言し言動を事実とは異なる内容で公にされました。『ふさわしくない行為をしたと認めた』事実はなく、告発にある内容の調査が実施されるなかで明らかにされる」などとする文書を発表しました。