サークル学生が旅館の天井など壊す 神戸大学が謝罪し処分検討

神戸大学のサークルに所属する複数の学生が今月、合宿で利用した富山県の旅館で、障子を破ったり天井を壊したりする不適切な行為をしていたことが分かりました。
大学が謝罪するとともに処分を検討しています。

これは25日、神戸大学が記者会見して明らかにしました。
それによりますと、大学の非公認のサークル、「バドミントン同好会『BADBOYS』」に所属する複数の学生が、今月10日から16日にかけて春合宿で富山県砺波市の旅館を利用した際、障子を破ったほか、胴上げをして天井に穴を開けたり、灰皿を倒して破損したりする不適切な行為をしていたことが分かりました。
こうした行為を撮影した映像がSNSで拡散されたことから大学が調査したところ、この合宿には62人が参加していて、幹部の学生が聞き取りに対し行為を認めたということです。
これを受けて大学の副学長などが旅館に出向いて謝罪し、学生と旅館の間で修復費用などについて話し合いを進めているということです。
大学は学生に対し、倫理観と節度を持った行動をとるよう指示するとともに、今後、調査委員会を設けて処分を検討することにしています。
会見した大村直人副学長は「宿泊施設や関係者の皆様に深くおわびします。今後このようなことがないよう再発防止を徹底します」と陳謝しました。

【学生が旅館に謝罪】
神戸大学のサークルの学生たちが宿泊した富山県砺波市の旅館の担当者によりますと、今回の被害について学生から謝罪があり、修理費用が全額支払われたということです。