知人99人分の個人情報不正に閲覧で神戸市職員を懲戒免職処分

神戸市の職員が知人99人分の家族構成や所得などの個人情報を不正に閲覧したとして、懲戒免職の処分を受けました。

懲戒免職の処分を受けたのは神戸市北区役所の保険年金医療課の56歳の男性職員です。
市によりますと職員はおととし(2022年)から去年(2023年)7月にかけて、知人99人分の生年月日や家族構成、所得などの個人情報を職場の専用の端末を使って、不正に閲覧していたということです。
職員がこのうち1人の年金収入と給与所得を書き換えていたことから市から通常の3倍にあたる金額の国民健康保険料を請求する通知が送られ不審に思った知人が市に連絡したことから不正が発覚したということです。
個人情報の外部への流出や悪用は確認されていないということです。
市の聞き取りに対し職員は「システムの操作練習のためだった」とする一方、「迷惑をかけて申し訳ない。今回の件に関しては言い訳できない」と話しているということです。
このほか市は、子どもの看護だとうその申請を繰り返し、200時間余りの休暇を不正に取得したとして中央区役所の29歳の男性職員も懲戒免職の処分にしました。