地震の被災者支援 たつの 小中学生が義援金を寄付

能登半島地震で被災した人たちを支援しようと、たつの市の中学生などが学校などで募金活動を行い、集まった義援金を市長に手渡しました。

たつの市内にある公立の中学校と小学校あわせて8校の生徒や児童たちは能登半島地震の発生を受け、被災した人たちを支援しようと、各学校などで募金活動を行いました。
19日は各中学校の生徒会の代表9人が集まった義援金を持ってたつの市役所を訪れ、はじめに、龍野東中学校の生徒会長の塚田素さんが「被災地の状況をテレビで見て、私たちと同じ子どもたちが学校に通えなくなっていることを知りました。私たちの気持ちが届けばいいなと思います」とあいさつしました。
続いて、生徒たちは山本実市長に「被災地の人が早くいつもどおりの生活が送れるようになるため使ってください」などと伝えたあと集まった26万4564円が入った募金箱などを手渡しました。
山本市長は義援金の預かり証を手渡したうえで、「すばらしい活動だと思います。皆さんの言葉も添えて被災地に届けます」と答えていました。
この義援金は日本赤十字社を通じて能登半島地震の被災地に届けられるということです。
塚田さんは「被災した人たちの役に立ちたいと思い、集めました。私も防災用品をそろえるなど今後、起きるかもしれない災害に備えたいと思います」と話していました。