神戸 須磨区 休館中の宿泊施設全焼 1人死亡

19日夜、神戸市須磨区にある宿泊施設が全焼し、焼け跡から1人が遺体で見つかりました。
この施設に暮らす80代の男性と連絡が取れていないということで、警察は身元の確認を急ぐとともに、21日も現場検証を行って火事の原因を調べることにしています。

19日午後6時半ごろ、神戸市須磨区西須磨にある宿泊施設「須磨観光ハウス」で「建物全体が燃えている」と近所の人などから消防に通報が相次ぎました。
この火事で地上2階、地下1階建ての宿泊施設およそ1000平方メートルが全焼し、焼け跡から1人が遺体で見つかりました。
警察によりますと、今月から耐震工事のため休館していて、宿泊客はいなかったということです。
施設には経営する50代の夫と40代の妻、それに、夫の80代の父親が3人で暮らしていて、このうち、父親とは連絡が取れていないということです。
警察は遺体の身元の確認を急ぐとともに、21日も引き続き消防と合同で現場検証を行って火事の詳しい原因を調べることにしています。
現場は山陽電車の須磨浦公園駅から北西におよそ200メートルの場所で、近くにある観光用ロープウエーの周辺では火災による損傷などがないか作業員が確認を行っていました。