雪不足や燃料高騰でスキー場が苦境に 兵庫県が運営費を支援へ

兵庫県は、雪不足や燃料代の高騰に悩む兵庫県北部のスキー場に対し、運営費を支援する方針を明らかにしました。

冬の積雪が多い兵庫県北部には、多くのスキー場があり、例年ウインタースポーツを楽しむ人でにぎわいますが、ことしは雪不足の影響によって、オープンが遅れたり一時休業を余儀なくされたりした施設もあります。
こうした中、斎藤知事は13日、養父市にあるスキー場を視察し、スキー場や地元の観光協会の関係者などと意見を交わしました。
関係者からは、今シーズンは降雪量が少ないため営業期間が短くなり収益が減少していることや、燃料代の高騰で運営コストが増加し、厳しい経営状況が続いていることなどについて説明を受けました。
このあと斎藤知事は報道陣の取材に応じ、スキー場にリフトを稼働させるための費用などとして、最大で500万円を補助するほか、地元の観光協会にはインターネットを活用したプロモーションの費用として、1団体あたり100万円の支援を行う方針を明らかにしました。
斎藤知事は「兵庫県にとってスキー産業は宝物です。地域の宿泊業や飲食業などにも影響するため、しっかり支えていきたい」と話していました。