香美町 中学生が地元産のカレイを調理して味わう特別授業

漁業が盛んな兵庫県北部の香美町で、いま旬を迎えているカレイのおいしさを若い世代に知ってもらおうと、地元の中学生が自分たちで調理して味わう特別授業が行われました。

この特別授業は香美町の村岡中学校で開かれ、1年生28人が参加しました。
はじめに、兵庫県但馬水産事務所の職員から、兵庫県の日本海側は沖合底引き網漁が盛んで、ズワイガニやハタハタなどは全国屈指の水揚げ量を誇ることや、漁業者や水産関係者などの間で魚をとらない「禁漁期間」や小さな魚はとらないなどのルールを決めて、資源管理に取り組んでいることなどを教わりました。
このあと、生徒たちは冬から春にかけてが旬のアカガレイを受け取り、水産加工会社の人たちから包丁の使い方などを教わりながら、うろこや内臓を丁寧に取り除きました。
そして、かたくり粉をまぶして、色目がつくまで油で揚げて味わいました。
参加した男子生徒の1人は「今まで食べたカレイの中で一番おいしかったです。漁業者の方々などのおかげで安心して魚が食べられることを改めて知りました」と話していました。