洲本の高校生 能登半島地震の被災地支援イベント企画・開催へ

能登半島地震の発生から2月1日で1か月です。
被災した人たちを支援しようと、洲本市の高校生たちが市内の商店街でバザーなどのチャリティーイベントを企画し、今週末の開催に向けて準備を進めています。

能登半島地震の被災地を支援するイベントを行うのは、県立洲本高校など市内の高校3校の生徒たちです。
生徒たちは、イベントに向けた準備を進めていて、この日は、生徒たちに呼びかけて集まったバザーの商品を商店街の会場に運んでいました。
商品は、服やぬいぐるみ、食器など段ボールおよそ50箱分が集まったということで、生徒たちはひとつずつ値段ごとに仕分けていました。
また、会場近くではイベントの案内チラシを配布し、参加を呼びかけました。
チラシを受け取った地元の中学1年生の女子生徒は、「参加してみたいと思いました。能登半島地震の支援に携わることができたらうれしいです」と話していました。
中心となって企画を進めた洲本高校の2年生 川添さつきさん(17)は、「能登半島地震のニュースを見てとても怖いと感じ、少しでも被災地の皆さんの助けになりたいとイベントを企画しました。このイベントを通して淡路島の人たちにも被災地にいる方のことを考えてもらいたいです」と話していました。
生徒たちと共にイベントを行うNPO法人トゥギャザーの別府一樹 事務局長は、「将来災害が起きたときに自分にどんな支援ができるのか考えるためのいい機会になると思う。彼らが自然災害が起きたとき、災害弱者に目を向けて活動できるような人になってもらいたい」と話していました。
イベントは、2月4日に洲本市のコモード56商店街で行われます。
バザーのほか、輪投げやくじ引きといったゲームも行われる予定で、収益はすべて地元の洲本市社会福祉協議会を通じて、能登半島地震の被災地に寄付されるということです。