地震から1か月 高砂市が石川県に給水車と職員を派遣

断水が続いている能登半島地震の被災地で給水支援にあたるため、高砂市は給水車と職員を石川県へ派遣することになり、2月1日朝、出発式が行われました。

石川県に派遣されるのは、高砂市上下水道部の職員8人と、およそ2トンの水を運ぶことができる給水車1台、それに作業補助車1台です。
1日午前10時前に市役所で行われた出発式では、はじめに地震で犠牲になった人たちに黙とうがささげられました。
そして、集まった市の職員たちを前に、派遣される職員を代表して水池淳 班長が「現地では、まだ多くの世帯で断水が続いています。被災者の気持ちに寄り添いながら給水支援にあたります」と決意を述べました。
このあと、第1班の4人は、給水車と作業補助車に乗り込み石川県に向けて出発しました。
第1班は、2月2日から5日までの4日間、穴水町の、避難所や病院などで給水支援にあたる予定で、その後も第2班として派遣される職員が2月8日まで活動を続けることにしています。
東日本大震災でも給水支援にあたった経験がある水池班長は「水は生活には欠かせないものです。被災地はまだ深刻な状況が続いているので、早く被災者に水を届けたいです」と話していました。