「淡路島3年とらふぐ」国の地域ブランドとして新たに登録

日本各地の農産物や食品などの特産品を、国が地域ブランドとして保護する制度に、南あわじ市で養殖される「淡路島3年とらふぐ」が、新たに登録されました。

GI=地理的表示保護制度は、生産者などでつくる団体の申請に基づいて、国が産地名などを含んだ特産品を地域ブランドとして登録する制度で、県内ではこれまでに3品目が登録されていました。
そして1月29日、国は全国で新たに6つの品目を登録し、南あわじ市福良湾で養殖されている「淡路島3年とらふぐ」も、新たに登録されました。
「淡路島3年とらふぐ」は、鳴門海峡の荒波に耐えながら、通常より1年長い3年かけて育てられることから身が大きい上に引き締まり、味わいが濃厚だとして人気を集めています。
福良湾では、40年ほど前からとらふぐの養殖が行われていて、当初は出荷前に死んでしまうこともあったということですが、水温に合わせて餌の量を変えるなど試行錯誤を重ねながら産業化に成功し、現在では 3年とらふぐ を目当てに、淡路島観光に訪れる人も増えてきているということです。
福良漁業協同組合の前田若男 組合長は「3年間かけて養殖することはとても難しいのですが、生産者が集まって、生存率を上げるために情報共有しながら進めたのがよかったのかなと思います。地域の人たちなどに助けられ知名度も上がったことで、登録につながったと思います。登録されたことを契機に、世界にも知られていくようになればと思います」と話していました。

【地理的表示保護制度とは】
「地理的表示保護制度」は産地の名前が含まれた地域ブランドを国が登録・保護する制度です。
登録されると国が不正な利用を取り締まり、違反した場合は懲役や罰金を科すこともでき、ブランドを強く保護できるのが特徴です。
商標の制度と違うのは、名前だけではなく、品質なども含めてブランドとして保護することを目的としていることです。
今から9年前の2015年に始まったもので、県内ではこれまでに「但馬牛」と「神戸ビーフ」、それに「佐用もち大豆」が登録されていました。
そして今回、「淡路島3年とらふぐ」が登録されました。
水産物の登録は、関西で初めてだということです。
これで「地理的表示保護制度」への登録は、県内で4品目になりました。