不妊治療受ける県民への支援を強化 必要経費を県予算に計上へ

兵庫県は、不妊治療を受ける県民への支援を強化しようと、保険が適用されない先進医療の医療費の一部を補助することを決め、必要な経費として2億円を新年度(令和6年度)予算案に計上することになりました。

これは斎藤知事が、24日に開いた会見で明らかにしました。
具体的には、不妊治療のうち保険が適用されない先進医療を県内の医療機関で受診した県民に対し、医療費の一部を補助するということです。
数か月かけて行う一連の診療にかかる費用のうち、3万円を補助するということで、回数制限は設けないということです。
また、先進医療を受けられる医療機関までの交通費の一部も、補助するということです。
斎藤知事は、こうした事業に必要な経費として、2億円を新年度予算案に計上することにしています。
斎藤知事は会見で「経済的な負担だけでなく、治療と仕事との両立や精神的負担を抱いている県民を、しっかりと支援したい」と述べました。