阪急や阪神など関西の私鉄でデジタル乗車券の導入進む

阪急電鉄や阪神電気鉄道、大阪メトロなどは、QRコードを使ったデジタル乗車券のサービスを来年6月ごろから始めると発表しました。
対象は、現在、磁気カードなどで販売されている「一日乗車券」などで、専用のサイトやアプリで購入できるようにすることで利便性の向上につなげたい考えです。

QRコードを使ったデジタル乗車券のサービスを導入するのは、阪急電鉄と阪神電気鉄道、京阪電鉄、大阪メトロ、それに大阪シティバスです。
デジタル乗車券は専用のサイトやアプリで乗車券を購入すると、スマートフォンなどにQRコードが表示される仕組みで、改札に設置される専用の機械にかざすと、通過できるようになっています。
対象は、現在、磁気カードや磁気切符として販売されている「一日乗車券」などの企画乗車券で、各社は来年6月ごろにサービスを始める予定です。
これらの私鉄各社のすべて、もしくは、ほとんどの駅で利用できるようになるほか、大阪シティバスも、ほぼすべての路線で使えるようになります。
窓口や券売機で手続きをしなくても「一日乗車券」などの切符を購入できるようになることから、国内外の観光客らの利便性の向上につなげたい考えです。
デジタル乗車券をめぐっては、南海電鉄と近畿日本鉄道がすでに一部の区間で導入していて、関西の私鉄各社の間で導入の動きが広がっています。