三田市長 病院の再編統合計画で“直接説明し理解得たい考え”

三田市の田村市長は三田市民病院と神戸市の済生会兵庫県病院の再編統合計画をめぐり、当初「白紙撤回」としていた自身の方針を一転させて計画を進めるとしたことについて今後、市民に直接説明する「タウンミーティング」を開くなどして理解を得ていきたい考えを示しました。

三田市民病院と神戸市にある済生会兵庫県病院の再編統合計画について、田村市長は「白紙撤回」とした当初の方針を一転させて計画を進める考えを示し、今月20日、神戸市の久元市長に伝えました。
これについて田村市長は25日の会見で「計画を再開する報告をし、およそ4か月間、凍結したことを謝罪をした。今後、遅れを取り戻すべく職員ともども頑張っていきたいという申し入れをした」と述べました。
その上で今後は、病院の建設予定地までの交通手段をどう確保するかや、跡地の利用のあり方などについて協議していく考えを示しました。
一方、方針を一転させたことについては計画に反対してきた市民団体が「公約違反だ」などと批判していて、田村市長は「公約が実現しなかったことについては、重く受け止めている。いろんな情報発信をすることで納得いただけるよう真剣に向き合っていく」と述べ、今後、市民に直接説明する「タウンミーティング」を開くなどして理解を得ていきたい考えを示しました。