西宮で正月用の門松作りが最盛期

新年を迎えるのを前に、西宮市では、正月用の門松作りが最盛期を迎えています。

西宮市山口町にある造園会社では大消費地の関西向けに販売しようと、20年ほど前から門松を作っています。
ことしは、12月中旬から製作を始め、作業はピークを迎えています。
この日は、組み立てを担当する5人の従業員が、高さ1メートル20センチの竹3本を鉢に立てた後、葉ぼたんや松などを1つ1つ丁寧に飾りつけていました。
そして、鉢にこもを巻いて形を整えながら最後にしめ縄を飾って仕上げていました。
会社によりますと、インバウンドの観光客向けに飲食店やホテルからの注文が増えていて、ことしは、去年よりも多いおよそ100対を製作する予定だということです。
造園会社の武井伸吾社長は「今が一番忙しい時期で、気を配りながら心を込めて作業しています。来年は皆さんが健康で羽ばたけるような年になってほしいと思います」と話していました。
門松作りは今週末ごろまで行われ、主に大阪のホテルや旅館、それに飲食店などに届けられるほか、ネットでも購入できるということです。