南あわじ サクラマス 来春に向けた養殖シーズン始まる

南あわじ市でサクラマスの養殖シーズンが始まりました。

南あわじ市では、夏のハモ、冬の養殖トラフグに続く春の特産品を作ろうと、7年前(2016年)からサクラマスの養殖に力を入れています。
ことしも来年春に向けた養殖シーズンが始まり、18日午前7時ごろ、地元の福良港には静岡県の養殖業者から仕入れた体長25センチ重さ200グラムほどのサクラマスおよそ9000匹がトラックで運び込まれ、海水にならすためいけすに張られたシートに次々と放流していきました。
サクラマスは、福良湾の沖合1キロにある養殖場で育てられ、冬の間に、体長およそ50センチ、重さ1キロほどに成長し、ほどよく脂が乗った身に仕上がるということです。
福良漁業協同組合の前田若男 組合長は、「餌に地元特産のたまねぎの皮を入れて、味により甘みや新鮮さが増すよう工夫しています。大きくておいしいサクラマスを目指して育てたいです」と話していました。
サクラマスは、来年3月10日から5月末まで淡路島の飲食店やホテルなどでどんぶりや鍋料理などとして提供される予定です。