特産の牛肉の給食など 畜産業を理解し命の大切さ学ぶ 淡路島

畜産業について理解を深めるとともに、命の大切さを考えてもらおうという取り組みが、南あわじ市の小学校で行われました。

12日、淡路島のすべての小中学校では、畜産業への理解を深めてもらおうと特産の淡路牛などを使った丼が給食で提供されていて、南あわじ市の福良小学校では、これに合わせて命の大切さを考えてもらおうという授業が行われました。
午前中、地元の畜産農家が2頭の牛を連れて学校のグラウンドを訪れ、1年生から3年生の児童およそ70人に向けて説明をしたあと、子どもたちは牛の背中を優しくなでるなどしてふれあいました。
そして給食の時間になると、淡路牛や特産のたまねぎなどが入った牛丼が提供され、子どもたちは命をいただくことに感謝の気持ちを持ちながら、おいしそうに味わっていました。
3年生の男子児童は、「お肉が柔らかくておいしかったです。牛さんの命をいただくことはありがたいなと感謝していただきました」と話していました。
また、3年生の女子児童は、「牛に触れると毛がふわふわしていて気持ちよかったです。自分も牛を育ててみたいと思いました」と話していました。
淡路家畜市場の濱中健一 業務課長は、「食材の命をいただくという感謝の気持ちを育んでほしい。そして将来、畜産業に関わりたいと思ってもらえたらうれしい」と話していました。