有馬温泉 秀吉ゆかりの瑞宝寺公園 カエデの紅葉が見頃に

豊臣秀吉ゆかりの神戸市の瑞宝寺公園では、紅葉が見頃を迎え、多くの観光客でにぎわっています。

紅葉の名所として知られる神戸市北区の瑞宝寺公園は、閉鎖になった寺の跡地を整備して作られ、園内にはおよそ2500本のカエデが植えられています。
歴史の古い有馬温泉の中心街からすぐの場所にあり、豊臣秀吉もたびたび訪れて紅葉をめでたことでも有名で、秀吉が「いくら見ていても飽きない」と褒めたたえたことから「日暮らしの庭」とも呼ばれています。
園内には、秀吉が紅葉を眺めながら囲碁を打ったと伝えられる石の碁盤が今も残されています。
有馬温泉観光協会によりますと、ことしは、夏の暑さの影響で例年より10日ほど遅れて見頃を迎え、晴れ間が広がった11月28日は、多くの観光客が紅葉狩りを楽しんでいました。
明石市から訪れた30代の男性は「毎年来ていますが、ことしもとてもきれいで、来てよかったです」と話していました。
また神戸市から訪れた50代の女性は「落ち葉がじゅうたんのようで、上も下もきれいですね」と話していました。
瑞宝寺公園の紅葉は今週いっぱい楽しめ、このあとは、落ち葉のじゅうたんが広がるということです。