阪神 西宮で「日本一」報告会 市民やファンと喜び分かち合う

プロ野球で38年ぶりの日本一に輝いた阪神の岡田彰布監督と選手たちが27日、甲子園球場がある兵庫県西宮市で報告会を行い、集まった市民やファンとともに喜びを分かち合いました。

報告会は西宮市や地元の商工会議所などでつくる実行委員会が企画したもので、会場となった市役所近くの公園には市民やファンおよそ3000人が集まりました。
岡田監督は「皆さんの声援に応える形でリーグ優勝と日本一を達成できてうれしいです。来シーズンも、もっと選手が力をつけられるよう頑張ります」とあいさつしたうえで、「勝つことによってファンの人から『アレ』が浸透していきました。もう少ししたら流行語大賞の会場に行くんですよ。ひょっとしたらひょっとするかもしれません」と話して、会場を沸かせていました。
また西宮市出身の佐藤輝明選手は「うれしいという思いと、やっと終わったなという思いです。西宮は住みやすいまちです。来シーズンはもっと打って、また皆さんの前で報告ができるように頑張ります」と決意を述べました。
そして最後に集まった市民やファンが「六甲おろし」を合唱したあと、監督や選手とともに万歳三唱をして喜びを分かち合いました。
西宮市に住む70代の女性は「一生の思い出になりました。『ありがとう、来年も期待しています』という気持ちで報告を聞きました」と話していました。