県 円山川以西でクマの狩猟を解禁へ 調査で生息数が基準超え

全国でクマによる人への被害が相次いでいる中、兵庫県は隣接する府や県を含む地域でクマの個体数が基準を超えているとして、11月15日からツキノワグマの狩猟を解禁するとともに、注意を呼びかけています。

環境省によると、ことし4月から10月までにクマによる被害にあった人は全国で180人で、昨年度1年間の2倍以上の被害となっていて、県内でもクマを目撃したとか足跡などを見つけたという情報は8月末までで247件にのぼっています。
こうした中、県は近隣の岡山や京都など隣接する府県を含む東西2つの地域で行っている調査で、西側の地域でツキノワグマの生息数が基準となる800頭を超えたことから、クマの狩猟を解禁することになりました。
解禁されるのは、豊岡市などを流れる円山川より西側の地域で、今月15日から12月14日までです。
捕獲したツキノワグマは県が発育の状態や繁殖経験の有無などを調べ、今後の保護政策に生かすということです。
また県によりますと、ことしは各地の森林でえさとなるドングリなどの実りが悪かったことから果樹園などの被害が相次いでいて、今後はクマが冬眠を前に餌を求めて動くことから、これまで出没の少なかった地域に現れる可能性も例年より高いとしています。
このため、ハイキングなどの際はラジオなど音の鳴るものを携帯するほか、人里でも生ゴミを外に置かないなどの対策を呼びかけています。