阪神武庫川駅 電動車いすが特急と接触 男性搬送 運転再開

7日夕方、兵庫県尼崎市の阪神電鉄・武庫川駅のホームで、40代とみられる男性が乗る電動車いすが特急電車と接触しました。
男性のけがの程度は分かっていないということで、警察などが詳しい状況を調べています。

7日午後6時ごろ、兵庫県尼崎市の阪神電鉄・武庫川駅のホームで、40代とみられる男性が乗る電動車いすが、駅を通過しようとした特急電車と接触しました。
警察によりますと、接触した直後、男性はホームに倒れ病院に搬送されましたが、けがの程度はわかっていないということです。
また、阪神電鉄によりますと、接触によって外れた電動車いすの部品が電車とホームの間に挟まったまましばらく走行し、一時、部品から火が出ましたが、すぐに消し止められたということです。
当時、男性は駅のホームで電車を待っていたところ接触したとみられ、警察が詳しい状況を調べています。

【阪神電鉄 運転再開】
阪神電鉄は、兵庫県尼崎市の武庫川駅のホームで、通過しようとした特急電車と電動車いすが接触したため、尼崎駅と甲子園駅の間の上下線で運転を見合わせていましたが、7日午後8時50分すぎに運転を再開しました。

【駅の近くにいた人は】
事故が起きた当時、武庫川駅の近くの川で釣りをしていたという20歳の男性は「汽笛が鳴ったあと電車が急ブレーキをかけて停車し、煙が出ているのも見えました。駅の構内からは『AED持ってきて』とか『けが人をこっちに運んで』などと呼びかける声が聞こえていました」と話していました。