小学生が特産のハタハタを調理して味わう 香美町

兵庫県北部の香美町で漁の最盛期を迎えている特産のハタハタを、地元の小学生が自分たちで調理して味わう特別授業が行われました。

この特別授業は、香美町特産のハタハタに親しんでもらおうと、地元の奥佐津小学校の全校児童12人が参加して行われました。
はじめに、子どもたちは地元で民宿を経営する人たちから、▽ハタハタはうろこがなく下処理が簡単なことや、▽加熱をすれば骨ごと食べることもできることなどを教わりました。
このあと、子どもたちは近くの漁港で水揚げされたばかりのハタハタを受け取り、包丁の使い方を教わりながら、頭やはらわたなどを丁寧に取りのぞいていました。
そして、片栗粉をまぶしてから揚げにすると、仕上げにのりしおやカレー粉などで味付けをして給食といっしょに味わいました。
参加した6年生の男子児童は、「ハタハタを切るのが少し難しかったですが、自分でも調理ができたので家でも挑戦して家族にも食べさせてあげたいです」と話していました。
特別授業を企画した地元の水産業に携わる人たちでつくる「香美町とと活隊」の原弘一さんは、「ハタハタは地元ではなじみ深い魚です。旬を迎えたハタハタを地元の子どもたちにたくさん食べてもらい親しんで欲しいです」と話していました。