第5管区海上保安本部とベトナム海上警察 合同で水難救助訓練

神戸港の沖合で人が溺れているという想定で、海上保安部とベトナム海上警察が合同で救助訓練を行いました。

日本とベトナムの外交関係の樹立からことしで50年になるのを記念して神戸港には今月(10月)2日からベトナム海上警察の巡視船が寄港していて、6日は第5管区海上保安本部と合同で水難救助訓練が行われました。
訓練は神戸港からおよそ20キロ離れた沖合で、2人が溺れているという想定で行われ、海上保安部のヘリコプターが上空から捜索してこのうちの1人を発見し機動救難士がロープを使って引きあげました。
そしてベトナム海上警察の巡視船がもう1人を見つけると、ボートで近づいて引きあげたあと巡視船まで運びました。
第5管区海上保安本部警備救難部の上野春一郎 部長は「海の安全を保つためにも救助分野での訓練を通して日本とベトナムの海上保安機関の連携をさらに深めていきたい」と話していました。