県道路公社の職員逮捕 斎藤知事「県民におわびしたい」

兵庫県道路公社の職員が自動車専用道路の補修工事の入札に関する情報を業者に事前に漏らしたとして逮捕されたことを受けて、斎藤知事は5日の会見で「県民におわびしたい」とした上で、再発防止に向けていまの入札方法が適切かどうか検証を進める考えを示しました。

兵庫県道路公社が発注した自動車専用道路の補修工事をめぐり、業者に入札に関する情報を事前に漏らしたとして兵庫県庁の38歳の職員が官製談合防止法違反などの疑いで先月30日に逮捕されました。
これを受けて斎藤知事は5日の記者会見で「道路公社に出向中の県職員が逮捕されるという事態を招いたことを県民におわびしたい」と謝罪し、今後、事実関係を調査して原因究明をはかるとともに再発防止に努めていく考えを示しました。
その上でいまの入札方法が適切なのかどうかや、入札に関する情報が漏えいしないための対策が十分に取られているかどうかなどを検証し、必要があれば改善していくとしています。