阪神電車 18年ぶりのタイガース優勝で特別仕様の車両運行

阪神タイガースの18年ぶりの優勝を受け、阪神電気鉄道は、車内を記念のポスターで飾った特別仕様の車両を、きょう(29日)から3日間限定で運行を始めました。

運行が始まったのはいずれも2両編成の▽黄色に黒のラインが入った「タイガース号」と▽甲子園球場をイメージした緑色の車体が特徴の「甲子園号」を連結させた、4両編成の車両です。
タイガース号と甲子園号は、ふだんは別の路線(武庫川線)で運行されていますが、日頃から応援してくれている人たちに感謝の気持ちを伝えようと、今回、甲子園駅を通る路線(大阪梅田〜元町〜高速神戸)で初めて運行が始まりました。
車内の中づり広告を掲示する場所には、優勝を記念するポスターが掲示され、乗車しながら優勝の盛り上がりを感じられる仕様になっていて、29日は午前中、最初の列車が尼崎駅のホームに入ってくると、訪れたファンなどがスマートフォンやカメラで撮影していました。
また沿線では特別仕様の車両を撮影しようと、カメラを構える鉄道ファンの姿も見られました。
このうち、西宮市内の線路沿いで列車を撮影した「撮り鉄」歴8年という40代の女性は「ふだんは『武庫川線』しか走っていない車両が、連結して走ると聞いたので撮影しに来ました。車両は10月1日まで運行するということなので、子どもと乗りに来たいです。タイガースが日本一になったら、さらにまた違う企画もしてくれるのではないかと期待しています」と笑顔で話していました。
阪神電気鉄道広報担当の飯塚研一さんは「チームの優勝には、選手や監督の頑張りはもちろんですが、沿線にお住まいのかたやファンのみなさんのすばらしい応援がありました。感謝するとともに、今回の車両に多くの人に乗りに来てもらい、引き続きタイガースを応援してもらいたいです」と話していました。