新温泉町 台風の影響で市場に出荷できない大根 地元で販売

台風7号による大雨の影響で、道路に土砂が流れ込むなどの被害が出た新温泉町では、市場に出荷できなくなっていた地元の大根が25日から道の駅で販売されています。

新温泉町の標高1000メートル付近の畑ヶ平高原に続く県道では、台風7号による大雨の影響で、土砂が流れ込む被害が出たため、今も通行止めが続いています。
高原では、先週から夏大根の収穫の時期を迎えていますが、通行止めの影響で、大阪や京都などの市場に出荷できない状態が続いていることから、町は、地元で消費しようと、県と協力して道の駅で販売することになりました。
25日は、収穫されたばかりの真っ白な大根100本が道の駅の店先に並べられると、さっそく買い物客が訪れ、台風による被害状況などについて、スタッフと会話しながら購入していました。
町では、このほかにもおよそ200本の大根を地元の温泉の旅館やホテルにも買い取ってもらい、宿泊客の食事の際に提供してもらうということです。
販売を行った「道の駅 山陰海岸ジオパーク 浜坂の郷」の中井洋祐駅長は「同じ町内なので、販売することで、少しでも農家の方の手助けができればうれしいです」と話していました。
大根の販売は、26日も行われる予定で、売り切れしだい終了するということです。