宍粟市で夏休み中の子どもたちが模型を通して鉄道に親しむ

鉄道が通っていない宍粟市で、夏休み中の子どもたちに鉄道模型に親しんでもらう催しが開かれています。

宍粟市山崎町にある鉄道模型ジオラマ交流館、「しそう夢鉄道」は、鉄道のない町で子どもたちに鉄道の魅力を知ってもらおうと、NPO法人が2年前に空き家を改装してオープンしました。
会場には、メンバー手作りの昭和の懐かしい風景や現代の町並みなどを再現した3種類のジオラマと数百両の鉄道模型が展示されています。
訪れた人たちが自分で持ち込んだ車両を走らせることもでき、子どもたちは、目を輝かせながら自分の模型が走る様子を眺めていました。
また、施設の裏庭には、実際に使われていた踏切の警報機や木材で作られた列車の模型が設けられ、運転台に座った子どもたちは、レバーやボタンを触って運転士気分を楽しんでいました。
さらに、この日は、段ボールや厚紙を使って、行き先を表示する方向幕を作る体験も行われ、子どもたちは、新幹線の好きな駅を選んで作っていました。
奈良県から宍粟市の祖父母の家に遊びに来ていた小学1年生の男の子は「いろんな駅名を貼れたのが楽しかったです。家に帰ったらお父さんに見せたいです」と話していました。
また、姫路市の小学4年生の男の子は「行き先の駅がしっかりと回るのがすごいと思いました。夏休みの自由工作にして学校に出したいです」と話していました。
鉄道模型ジオラマ交流館、「しそう夢鉄道」は、毎週土日と祝日の午前10時から午後5時まで開かれています。