神戸 阪神電車内で煙充満 駅に乗客降ろす 一部運転見合わせ

阪神電鉄によりますと２４日午後７時半ごろ、神戸市の春日野道駅付近を走行していた電車の車内で煙が充満しているのが確認されたため、春日野道駅に乗客を降ろす対応を取ったということです。
警察によりますと、これまでにけが人の情報はなく、すでに車両内の煙はおさまっているということです。
警察によりますと駅員からは「車両が故障した」という通報があったということで、消防などと詳しい原因を調べています。
この影響で、阪神電車は御影駅から神戸三宮駅の上下線で運転を見合わせています。

【乗客“車内が突然真っ暗に”】
電車に乗っていた５０代の男性は「神戸三宮駅から乗って御影駅に向かっている途中で電気がショートしたようなパチッという音がして突然、車内の電気が切れました。前から３両目に乗っていたが煙のにおいはなく爆発音は聞こえませんでした。『春日野道駅に緊急停車します』というアナウンスがあり、駅に停車してホームに降りました。乗客は驚いた様子でしたが悲鳴などが上がったり混乱したりすることはありませんでした」と話していました。

【春日野道駅の様子は】
春日野道駅では、大阪方面のホームに慌ただしく向かう警察や消防などの姿が見られました。
駅構内では「運転を見合わせている」というアナウンスが流れていて、駅員に「いつごろ運転が再開するのか」とか、「振り替え輸送を利用するにはどこに向かえばいいのか」などと訪ねる乗客の姿が多く見られました。
２４日午後８時半現在、エスカレーターや階段の前には規制線が張られていて、ホームに向かうことはできなくなっています。