「ユニバーサルツーリズム」推進へ 兵庫県が宿泊施設支援
兵庫県は、年齢や障害の有無にかかわらず、誰もが楽しめる旅行、「ユニバーサルツーリズム」を推進しようと、バリアフリー化などを進める宿泊施設に対し、一定の要件を満たせば、改修工事などの経費を支援するほか、施設の情報を専門サイトで発信することにしています。
「ユニバーサルツーリズム」は、年齢や障害の有無にかかわらず、誰もが楽しめるよう目指した旅行で、兵庫県は取り組みを進めるための条例を制定していて、専門知識を持った人の育成なども進めています。
県は、こうした取り組みをさらに加速させようと、バリアフリー化などを進める宿泊施設に対し、一定の要件を満たせば、改修工事などの経費を支援することになりました。
具体的には、ユニバーサルツーリズムの推進に賛同する宿泊施設について、▽エレベーターの設置など、施設内のバリアフリー化に最大で1800万円を、▽従業員が研修を受ける費用などとして最大30万円を補助するということです。
また、こうした取り組みを進めた結果、県の基準をクリアすれば、県の推奨施設として情報を専門サイトで発信していくということです。
斎藤知事は「より多くの高齢者や障害者に県内の観光地を訪れてもらえるよう取り組みを進めたい」と話しています。