神戸市で被災者救助にあたる「レスキューロボット」コンテスト

地震などの災害時に被災者の救助にあたる「レスキューロボット」のコンテストが神戸市で開かれています。

このコンテストは、阪神・淡路大震災をきっかけに、災害救助をテーマにしたロボットの技術を広めようと、神戸市などが毎年、開いていて、ことしは、全国の大学や高等専門学校などから14チームが出場しました。
コンテストでは、大地震で倒壊しかかっている想定のビルの中から要救助者に見立てた3体の人形を、いかに早く、丁寧に救出できるかなど、ロボットの能力やアイデアを競います。
人形の首が揺れたり強い力が加わったりすると減点されるため、参加者たちは、人形を優しく抱えるようにロボットを慎重に遠隔操作して、救出していました。
参加した産業技術短期大学2年の上村拓人さんは「ロボットがうまく動いて目標を達成でき、よかった。私たちのロボットのように、優しく災害救助活動ができるロボットができてくれればうれしい」と話していました。
このコンテストは12日も行われ、成績が上位のチームによる競技と最終審査が行われます。