中国の日本への団体旅行解禁 神戸市の飲食店からは期待の声

中国政府がコロナ禍で制限してきた中国人の日本への団体旅行を10日から解禁したことについて、神戸市で特産の神戸ビーフを提供するレストランからは、売り上げの増加に期待する声が聞かれました。

神戸市中央区の繁華街にあるレストランでは、神戸ビーフのステーキやすき焼きなどを提供していて、国内外の団体客の受け入れも行っています。
店の売り上げは、新型コロナの感染拡大以降、以前のおよそ7分の1まで落ち込んでいましたが、このところは、コロナ前の8割ほどまで回復し、10日も、クルーズ船で神戸港に入港した外国人観光客らが訪れ、にぎわっていました。
店では、今回の中国政府の決定で、店を訪れる客がさらに増えることに期待しています。
また、増加が見込まれる外国人観光客への対応を強化しようと、外国語が堪能な従業員の数をさらに増やすことも検討したいということです。
「神戸牛 八坐和 阪急三宮店」の山田幸男店長は「中国からの個人客は徐々に戻ってきているが、中国の団体客への期待はかなり大きく、売り上げを増やすチャンスだと思うので、日本人のほかに海外の人も雇うなどして対応したい」と話していました。