斎藤知事 就任2年 人口減少対策などに「攻めの県政」掲げる

兵庫県の斎藤知事は就任から2年を振り返り、県立学校の施設整備に集中的に投資するなど教育環境の向上に努めてきたとした上で、残りの任期では県が抱える喫緊の課題である人口減少への対策などに取り組む考えを示しました。

斎藤知事はおととし7月の知事選挙で20年続いた前の知事の体制からの刷新を掲げて当選し、1日で就任から2年となりました。
斎藤知事は記者会見で大型の公共事業の中止や見直しを進めるなど行財政改革に取り組んだとしたうえで、県立学校の施設の整備費用などに6年間で300億円を集中的に投資するなど教育環境の向上に努めてきたと述べました。
一方で、これまでに達成できていない課題として副知事への女性の登用と30人学級をあげ、今後実現に向けて取り組んでいくとしました。
その上で、残りの任期のキーワードとして「攻めの県政」を掲げ、喫緊の課題である人口減少への対策などに取り組む考えを示しました。
斎藤知事は「少子化、人口減少対策は待ったなしの状況だ。これから3年ないし5年が勝負と言われていて、県としても財政状況は厳しいが、一定、投資をしていくことにかじを切っていく必要がある」と述べました。