神戸市の海水浴場を“ユニバーサルビーチ”に

子どもたちも夏休みに入り、この時期の楽しみの一つといえば海水浴。
それは、車いすの人たちにとっても同じです。
ただ、実際には海に行きたくても砂浜を移動しづらいなど、利用しにくいのが現状です。
こうした人たちをサポートしながら、誰でも安心して楽しめるビーチを目指す、神戸発の取り組みを取材しました。

木戸さんたちは、須磨海水浴場でユニバーサルビーチを開設するごとに毎回、60メートルほどの長さのマットを敷いています。
マットは、1枚の重さが35キロもあって、メンバーは、汗びっしょりになって準備を行っていました。
海に入った瞬間のはじけるような笑顔を見て、サポートするメンバーの皆さんが「暑さも疲れも吹き飛ぶ」と話しているのが印象的でした。
木戸さんは、ゆくゆくは全国各地のビーチでマットが日常的に敷かれ、車いすの人がもっと気軽に海水浴を楽しめるようにすることが目標だと話していました。
須磨海水浴場のユニバーサルビーチは、8月27日までの毎週土曜日と日曜日、それに祝日に開催されます。
利用するには、NPO団体のホームページから事前に申し込みを行うか、当日、現地で申し込むことも可能です。
参加費は無料です。