ボランティア団体がAED寄贈 六甲山登山道の休憩所に設置

六甲山系を訪れる人が増える中、登山者の急な心臓発作に備えてもらおうと、現役の消防士が運営するボランティア団体が登山道にある休憩所に「AED」を寄贈しました。

心臓が停止した人に電気ショックを与えて、救命措置をほどこす「AED」が設置されたのは、六甲山の登山道にある休憩所です。
26日は、クラウドファンディングで購入資金を募った、神戸市消防局の現役の消防士が運営するボランティア団体の代表らが、休憩所を訪れました。
そして、休憩所の店主にAEDを手渡し、使い方を説明していました。
六甲山系は、神戸市が2023年度から「神戸登山プロジェクト」を始めた影響などで、登山者が増えている一方、救命の要請があっても、救急隊の到着まで時間がかかるという課題がありました。
団体では、万が一の際にはAEDを活用して、救命につなげてほしいとしています。
AEDを設置した『布引雄滝茶屋』の山口公子さんは「山道で救急隊が来るまでに時間もかかるので、AEDがあるといいと思います」と話していました。
ボランティア団体『Fire Ties』の河野多加志代表理事は「AEDを使って救える命を救ってほしいです」と話していました。