高校生がプラネタリウムで星空解説 工夫を凝らした内容で

伊丹市の高校生が、星空に興味を持ってもらおうと、みずから伝える内容や方法を考えた解説を、市内のプラネタリウムで実際に観客に向けて披露しました。

この取り組みは市立伊丹高校が、コミュニケーションの授業の一環として行ったもので、生徒たちおよそ20人が26日、市立こども文化科学館のプラネタリウムを訪れました。
生徒たちは機械の操作方法を確認したり、科学館の職員と打ち合わせたりしたあと、4つのグループにわかれて観客に自己紹介してから、3か月ほどかけて準備したプログラムをそれぞれ披露しました。
この中では、7月の伊丹市の夜空では午後9時ごろ東の空に夏の大三角が見えることや、海外では日本と星座の見える位置が異なることなどを説明していました。
また、土星は地球がおよそ700個入るほどの大きさだということをクイズ形式で伝えるなど、生徒たちは工夫を凝らして自分たちで調べた情報を伝えていました。
解説に取り組んだ男子生徒は「初めての経験で、とても楽しかったです。会場の子どもたちに内容をわかってもらえるように、ゆっくりとわかりやすく話すことを意識して取り組めました」と話していました。
また、女子生徒は「今まで星に関心を持っていませんでしたが、もっと星について調べてみたいと思ったし、1つの分野について、掘り下げて調べる経験ができてよかったです」と話していました。