新型コロナ 夏休みを前に感染者増加 知事が対策呼びかけ

兵庫県の斎藤知事は、夏休みのシーズンを前に県内の新型コロナの感染者数が増えているとして、帰省やレジャーに出かける際は、手洗いやマスクの着用などの感染対策を行うよう呼びかけました。

県内の新型コロナの感染者は、今月9日までの1週間は1医療機関あたりの平均で8.36人と、前の週のおよそ1.4倍に増え、6週間連続で増加しています。
これについて、斎藤知事は19日の定例会見で、感染者の増加傾向は続いているものの、「第8波」と比べると入院患者数の増加はゆるやかで、医療機関はひっ迫していないという認識を示しました。
ただ、去年も夏に感染者が増加したことから注意が必要だとして▼帰省やレジャーの際には、手洗いやマスクの着用、3密を避けるなどの対策を状況に応じて行うほか▼体調がすぐれない場合は、飲み会など大勢が集まる場への参加を控えるよう呼びかけました。
斎藤知事は、「イベントやお祭りも本格的に再開して、これはこれでよい動きだが、一方で感染者が増えていることにも留意して、対策を行ってほしい」と話していました。