「SNSで若者を新たな顧客に」 大学生が銀行にアイデア提案

新たな顧客として若者を獲得したい銀行に対し、神戸市内の大学生が、SNSのフォロワーが飲食店の割引を受けられるようにするなど、SNS発信を強化して若者に銀行を知ってもらうよう提案しました。

これは、県内の企業の課題に対し、地元の大学生らが解決策を考えるプログラムの一環で、19日は神戸市の神戸学院大学で、学生たちのアイデアの発表会が行われました。
神戸市に本社のあるみなと銀行から、若年層を取り込むための方策を求められていたのに対し、神戸学院大学で経営を学ぶ学生たちは、SNSの発信を強化し、まずは知ってもらうことが大事だと提案しました。
具体的には、銀行のキャラクターを新たに作ってPRすることや、SNSをフォローすれば取引のある飲食店の割引を受けられるようにすることなどを挙げています。
これに対し銀行の担当者は、「すぐれたアイデアなので、検討したい」と応じていました。
大学3年の女子学生は、「熟考したアイデアなので、銀行の担当者から『採用を考えてみようかな』と言ってもらえてうれしかった」と話していました。
みなと銀行地域戦略部の楡井義丈部長は、「SNSをフォローする人を増やすことなどを通じて、まず口座を開設してみようと思ってもらうところから始めたい」と話していました。