“芸術や文化に親しんで”兵庫県の89施設が17日まで無料に

芸術や文化に広く親しんでもらおうと、県内の80余りの美術館や博物館などが1週間にわたって無料で開放される催しが11日から始まりました。

県が行うこの催しは「ひょうごプレミアム芸術デー」と名付けられ、11日から今月17日までの1週間、県内にある89の美術館や博物館など芸術文化施設が無料で開放され、施設内で無料のイベントも開かれます。
11日に神戸市中央区の県立美術館でオープニングの式典が開かれ、県立西宮高校音楽科の生徒たちが弦楽5重奏やフルート2重奏を披露し、県立伊川谷北高校の書道部の生徒たちは、音楽にあわせて踊りながら書を書き上げるパフォーマンスを披露しました。
期間中、それぞれの施設では、混雑したときに家族連れや障害がある人が優先的に入場できる専用レーンを設けたり、小さな子どもなどが気兼ねなくおしゃべりしながら鑑賞できる日を設けたりするなど、新たな取り組みも行うということです。
式典に訪れていた神戸市の40代の女性は「芸術に触れる機会が少ないので、一歩踏み出すのにいい機会だと思います」と話していました。
兵庫県の斎藤知事は「お子様から高齢者、障害がある方などすべての県民が芸術文化に触れるきっかけになってほしい」と話していました。